Pithias MDA
- Pithias MDA -
RS-232C経由で出力される
測定データの完全性を担保
Pithias MDA(Measurement Data Auto-collection)は、電子天秤、pH計、KF水分計、滴定装置、浸透圧計などから
出力されるデータをファイルとしてSDMSなどに保存できるシステムです。
通常のLIMS取込では破棄されるデータまで漏れなく保存することが可能で、貴社のデータインテグリティをより強固なものにします。
品質管理のデータインテグリティに於いて、通常利用されるシステムとしてLIMS, SDMS, CDS※などが挙げられますが、これらのシステムで、査察時にすべてのデータをTraceすることができるでしょうか?
一般的なLIMSで捕捉、管理される電子天秤やpH計がRS-232C経由で出力するデータは、出力されるデータのすべてをLIMSで管理しているわけではありません。
ご存じの通りLIMSはQCラボのプロセスを管理するシステムであり、LIMSに入力されたデータは、一般試験法などで定義された試験法で利用されます。
LIMSから見れば、試験法で利用するデータ(測定値)以外は不要であり、事実、一般的なLIMSでは測定値以外のデータを破棄しています。
※LIMS:Laboratory Information Mangement System、SDMS:Scientific Data Management System、CDS:Chromatography Data System
ところが、ご存じの通りデータインテグリティにはALCOA CCEAと呼ばれる原資料に求められる要件が規定されており、通常のLIMSが破棄している(試験法等で利用する)測定値以外のデータも管理することが求められています。
Pithias MDAは通常は破棄されてしまう、天秤やpH計のメタデータを完全な形で、漏れなくファイル化することが可能です。
ファイル化されたデータをSDMSで管理することで、貴社のQCラボのデータはより一層統合され、確実に管理されることになります。
Pithias MDAは、LIMSによる天秤やpH計のデータ取込プログラムに影響を与えずに導入することができます。
これはLIMSクライアントの再バリデーションを回避し、導入に伴う不要なコストを削減することを意味します。